Actions on Googleのアプリ審査について
先日Actions on Googleのアプリ審査を行いました。
4回リジェクトされてしまい、5回目でついに承認されました！
4回リジェクトされた理由と対策を記載します。これから投稿しようと思っている人の役に立てばうれしいです。
現在公開されているアプリはこちらです。
もしよかったら下記アプリを1度呼び出してみてください。
assistant.google.com
いつのまにかSmartHacksさんにもページができていました。感謝です。
smarthacks.jp
■1回目のリジェクト理由と対策 - 表示名と発音は一致させましょう
Display nameとPronounsationが違います。
日本語のアプリを作っていたのですが、Display nameに日本語が入れられそうになくて、
よくわからず英語をいれて発音もそれっぽいものを入れていたのですが、下記コメントをいただきました。
再度日本語を入力しようとしてみると、日本語が入力できたのでこのリジェクト理由は簡単に解決できました。
"1. Your name and pronunciation are too different. Your pronunciation should only differ in basic ways such as spaces, punctuation, and phonetic spelling.
開発ご担当者様
お世話になっております。
この度はご申請ありがとうございました。
本アプリはActions on Googleポリシーに則り、下記内容をご修正いただく必要がございます。
■Invocation name and display name mismatch
Actions on Googleポリシーでは、「Pronunciation」をGoogle Assistantが日本語で認識した言葉でなおかつ、「Assistant app name」と同一の読み方で作成する必要があります。
上記をご検討ご修正の上で、またのご申請をお待ちしております。"
■2回目のリジェクト理由と対策 - いろいろあります。
2回目のリジェクト理由は3つありました。
1つ目は、発音が思ったように認識されないため、アプリを呼び出せないというもの。
日本語は平仮名、漢字が意図せず変換されてしまうことがあり、思った通りの変換にならなかったとのことです。
これはもうアプリ名を変えるしかない！と思ってアプリ名を変更しました。
2つ目は、プライバシーポリシーのページがないとのこと。
Googleサイトでページを作り全体公開したURLを張り付ければ解決しました。
プライバシーポリシーページの内容は、ほかの方のページを参考にさせていただきました。
初めてだと何を書いていいかよくわかりません。
3つ目は、開発者が想定していないワードを用いたテストを実施したときのエラーを教えてくれた！
これはうれしい誤算です。しっかりテストを実施していただけたことに驚きました。
対策として、ユーザからどんな言葉も受け付けられるようにしてしまうと、
意図しないワードでエラーとなるということがあるため、
ユーザには「はい」「いいえ」の2択で回答をもらうように誘導したり、
特定のワードを発言してもらうようにトークマップを作りました。
"1. Your app name can not be recognized properly when converted to audio. Please try another name instead.
2. Your privacy policy URL is invalid. Your privacy policy URL must link to a valid website containing a privacy policy specific to your app.
3. Some of the actions specified in your registration information or recommended by your app have a misleading scope. Please make sure that your app can appropriately respond to any command you recommend that a user say. For instance, an app should not inform users that they can ask for animal fun facts if that app can only provide fun facts about cats.
開発ご担当者様
お世話になっております。
この度はご申請ありがとうございました。
本アプリはActions on Googleポリシーに則り、下記内容をご修正いただけますでしょうか。
■Invocation name not recognized
「xxxxにつないで」と「xxxxにつないで」を試したところ「xxxx xxにつないで」に変換されアプリが起動できないことを確認致しました。
Pronunciationはトリガーワードとの組み合わせにより変換される場合がございますのでご確認の上、修正頂けたら幸いです。
■Privacy Policy URL missing or invalid
プライバシーポリシーについて、頂きましたURLを確認いたしましたところ、
該当Webページは、本アプリのプライバシーポリシーに関する記述が見受けられませんでしたので、
該当Webページをご修正いただくか、プライバシーポリシーページをご用意いただく必要がございます。
■Misleading scope of commands
Actions on Googleポリシーではアプリの説明で把握できるアプリの内容と実際との差があれば承認することができません。
本アプリの場合「元気のでる言葉をかけてくれます。」との説明ですが、テスト中に発話した言葉（疲れた、眠い、やる気が出ない、など）に対しては例外処理が行われているようです。
会話が続けられるように再度ご確認いただけますでしょうか。
上記をご検討ご修正の上、またのご申請をお待ちしております。"
■3回目のリジェクト理由と対策 - アプリ名はルールに従って命名しましょう
2回目のリジェクトでアプリ名を指摘されたので「〇〇アプリ」というアプリ名で申請したところ、
アプリ名のポリシーにひっかかりリジェクトされました。
対策として、アプリ名を変更しました。
"1. Your app name is a common phrase, confusingly similar to an Assistant feature, or generic in violation of the Name Requirements.
開発ご担当者様
お世話になっております。
この度はご申請ありがとうございました。
本アプリはActions on Googleポリシーに則り、下記内容をご修正いただく必要がございます。
■Invocation name is not distinctive (generic)
Actions on Googleのポリシーでは、製品、サービス、またはコンテンツのカテゴリーの単語や語句を含む普遍的な事柄をApp名としてご使用いただけません。
そのため、大変申し訳ありませんが本アプリ名は以下の理由で認証できませんので、ご修正をお願い頂けますでしょうか。
https://developers.google.com/actions/policies/general-policies#name_requirements
上記をご検討ご修正の上で、またのご申請をお待ちしております。"
■4回目のリジェクト理由と対策 - アプリ名はちゃんと名前を付けよう
4回目のリジェクトは、アプリ名をいっそのこと「ほげほげほげ」にしてしまおう！ということで、
そんなアプリ名を付けて申請をしました。
そうしたところ、アプリ名がテストアプリを示唆する言葉が含まれているとのことでリジェクトされました。
ここまでで毎回アプリ名を変更しています…
"1. This app appears to be a test app with invalid or incomplete registration information, as well as no clear functionality. Please redeploy your app once it is in a complete state.
開発ご担当者様
お世話になっております。
この度はご申請ありがとうございました。
本アプリはActions on Googleポリシーに則り、下記内容をご修正いただく必要がございます。
本アプリを調査・試用いたしましたところ、
以下の通り、テストアプリであると判断いたしました。
・アプリ名にテストアプリを示唆する言葉が含まれている
上記をご検討ご修正の上で、またのご申請をお待ちしております。"
■5回目のレビューと承認！
5回目でやったアプリ審査に通りやっと承認していただきました。
アプリ名はかっこいい名前を付けたいところですが、ポリシーに従うように作らないといけないので、
いったんNGとなってしまうと影響が大きそうです。
以上。
