不動の鳥の勉強記録

時間があるときに勉強したことをメモします。

SQL Serverを初めて運用する人におすすめの本

Amazonで技術書を検索していたところ、 私が新卒入社した時にお世話になった本がリニューアルされたものを見つけたので記事にしたいと思います。

■はじめに

世の中には多くのDB製品があり現場によって使用している製品は異なります。 SQL Serverを利用している現場だった場合に読んでおくと便利な本がありますので紹介させていただきます。

前置きとしてSQL Serverのバージョンごとに本が出版されていたりします。 特定バージョンの操作方法やインストール方法を知りたいのであれば各バージョン本を購入したらよいかと思います。

SQL Serverの古いバージョンについて勉強したいとき

2021年になってSQL Server 2000? SQL Server 2005?ってそんな古い製品を使っている現場はあるのかって思うかもしれません。 システム刷新等に積極的ではない会社は十分に現役で利用しているのではないでしょうか。

そんな現場の場合は下記本をお勧めします。

絵で見てわかるSQL Serverの内部構造 (DB Magazine Selection)

絵で見てわかるSQL Serverの内部構造 (DB Magazine Selection)

  • 作者:平山 理
  • 発売日: 2009/03/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

私は2013年の6月にこちらの本を購入しました。 SQL Server 2000などはWebの記事等は残っているかもしれませんが、どんどん情報がなくなっていきます。 また最新の本だと情報が新しく、古いバージョンにはない機能の紹介も多かったりします。 そんな中で基本的な挙動を学習するにはこちらの本がおすすめです。 SQL Serverはどう動いているのか?をしっかり勉強することができます。

■新しめのSQL Server(SQL Server 2012以降~)のバージョンについて勉強したいとき

上記で紹介させていただいた本のリニューアルが2020年にありました。 そちらが下記になります。

絵で見てわかるSQL Serverの仕組み

絵で見てわかるSQL Serverの仕組み

  • 作者:平山 理
  • 発売日: 2020/09/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

SQL Server 2012で登場した列ストアインデックスや、SQL Server 2014で登場したインメモリOLTP、SQL Server 2016で登場したクエリストアなど、 新しめのSQL Serverの機能について紹介されている点が、以前の書籍との大きな違いとなります。 SQL Serverは多くの機能を提供しており使いこなすには、表面上の実装テクニックだけではなく仕組みを理解することが重要です。 また、前作と同様に後半にトラブルシューティングも記載されておりよく起きる事象についてあらかじめ学習できるのもよいと思いました。

■2冊とも買う必要があるのか?

ここは個人的な意見になりますが、例えばSQL Server 2016を利用してる現場であれば、2つ目に紹介させていただたリニューアル本のみで十分と考えています。 また、SQL Server 2000~2008R2利用している現場であれば、1つ目に紹介させていただいた本のみで十分と考えています。 理由は新機能部分以外目次は大体一緒なためです。

■おわりに

今回私が気になった本を紹介しました。 新年度になって部署異動や、現場の変更、はたまた新卒/中途入社など多くの人の移動がある時期と思います。 SQL Serverを利用する現場になった際は、こちらの本を手に取っていただけたら幸いです。